医療保険のいる・いらない問題を切る!【国民健康保険の権利と義務を知ろう】
いきなりですが、医療保険入ってますか?
私はもういい歳ですが、入っていません(*´-`)
と言うのも良いのか悪いのか、両祖母、両親、はたまた親戚一同、皆んなみーんなケガも病気もせず長生きしちゃって♡
あ、もちろんその事自体は良い事です☆ただ、そうなると万が一に備えてという意識が全く育たず(^^;; 自分自身が健康優良児な事も相まって、医療保険の必要性を感じないまま今に至っています。
いい歳になりようやく保険を考える
ただ最近、周りの友達や同僚も結婚したり出産したり(離婚したり⁉︎)とライフステージが進み。やはり自分の事だけを考えれば良い独身時代と違って、医療保険に限らず各種保険や貯蓄についても実際に色々考えて行動している人が多くなって来ました。
私も結婚したら医療保険どころか生命保険から資産運用から、色々しようと思ってます(^^)←いつ??泣
ただ、婚活をしていてもなかなか良いご縁のないまま歳は取っていく…。そして歳を重ねるにつれ、ただ保険に入るだけでなくやはり保険のお世話になったと言う話もチラホラ聞くようになりました。悲しい話になりますが、実際に聞いた話として
- 新婚の旦那さんが事故で無くなった
- 小さい子供がいる奥さんが末期ガン
- 入籍予定があって保険に入ったら、適応期間すぐに難病を発症
などなど。
これまで身近に感じていなかった病気・ケガをここ数年本当に聞くようになりました。そういう年齢に来たんだなーとしみじみ。
そこで、最近改めて医療保険について、また今後のライフプランに合わせた各種保険について例のごとくちまちま調べています。
これまでの知恵記同様、ちまちま・ケチケチ調べる私がコレなら!と思った保険や内容について書いていきますので参考になれば☆
そもそも論、医療保険は必要なのか
根本的な話になりますが、私のように意識低い系は別として、入らなきゃ!と思っている人が多い医療保険。ですが、ひと昔前とは国の保証制度&医療費制度なんかもどんどん変わって来ています。
最初に、本当に自分が必要としているのかしっかり検討することをオススメします。
そもそも、日本国民なら(⁉︎)入ることが義務付けられている国民健康保険と、同じく国の決まりで受けられる様々な保障について。
意外と役立つ国民健康保険
国民健康保険とは
例えの医療費で説明してみます!
実際に医療行為にかかるお金が100円だとすると、70円を国(税金)や市区町村(保険料)で負担しますよ。残りの30円は自分で病院に払ってね。
だから、日本の病院(医療)を利用する可能性のある人は皆んな、住んでいる市区町村に保険料を事前に払っといてね。
*負担の割合(上の例だと30円)は年齢や各種条件によって変わるよ。
*市区町村に払う保険料は住んでいる場所や収入によるよ。毎年事前に払っといてね。
ちなみに病院使わない!って人も払うのが義務だよ。保険料払っとかないなら病院に100%自分で払ってね(手術代1000万円とかでもね)
と言う日本国の制度です。
会社勤めの人はお給料から保険料を引かれており、健康保険被保険者証という保険証(カード)を受け取っていると思います。
ちなみに負担額は結構大きくて1人分でも10000円/月近く、4人家族だと20000/月とかします。(*正確には収入や住んでいるところなどによります)
もちろん会社勤めじゃない人も、保険料を市区町村に払っていて、保険証を持っています。
病院に行くと最初に保険証の提示を求められますよね。保険証を病院で出せば、この人からは100円じゃなくて30円(↑上の例の場合)貰えばいいんだな。と病院側が判断してくれます。
病院・ケガしたこと無い!って人も、歯医者さんに行ったり、虫刺されがヒドくなって皮膚科に行った、とか何かしら病院で手当てしてもらう事があると思います。なのでこの保険は皆んなが入っていて、皆んなが恩恵を受けている国の保険制度になります。
さらに嬉しい制度が4つ
①高額療養費制度
医療費の負担額には上限がある
更に国の健康保険に入っている人には【高額療養費制度】という素晴らしい制度もあります。
またまた例え話!
真珠(←私)は1月1日に交通事故にあい10日間入院しました。(なんて縁起の悪い)
実際にかかった医療費は99万円!
1月中は、この事故以外に病院や治療は利用しませんでした。
もちろん国民健康保険に入っているので、病院に保険証を提示(保険料は3割負担)
この場合、真珠が実際に払う医療費負担はいくらだと思いますか??
99万円の3割負担だから33万円…??
ではありません∑(゚Д゚)!!
1ヶ月の医療費の個人負担の上限を定めて、それを超えた分は高額療養費として払い戻してあげますよ。というのが高額療養費制度。負担する医療費の上限は収入や年齢によるんだけど、ざっくり例を挙げると
- 平均年収(400〜600万?)くらいの人で8万円前後。
- 〜370万円の年収だと57,600円
- 70歳以上の一般的な人(高給取りとかじゃない)で44,400円
どうですか??
単純に3割負担で30万払わなきゃ!高い!!
ってトコから考えるととっても安く感じませんか?
これは特別な制度ではないので、国民健康保険に入っている人で医療費が高額になった人には適応されます。
〜確認してね〜
*通常、一度負担割合(3割:33万円)を払う必要がある
*後から差額が払い戻される(給付される)
*申請をすれば高額療養費適応の上限までの支払いでいい場合もある
*ベッド差額代(個室とか)や先進医療(保険適応外のガン治療とか)
②出産手当一時金
出産手当一時金はその名の通り保険者の出産に対して全国一律42万円が給付されます。(妊娠12週以上なら死産や流産などでも適応)
あとの2つは会社員などの保険組合員限定ではありますが、
③傷病手当金
病気や怪我で会社を休み、お給料が貰えない場合に、平均日給の3分の2にあたる給付額を受け取ることができます。
適用は4日~1年6ヶ月(会社を休んだ期間)まで。
④出産手当金
女性社員が妊娠・出産に関してお給料が貰えない場合に、平均日給の3分の2にあたる給付額を受け取ることができます。
出産日前の42日間、出産後の56日間が対象。
民間の医療保険[いる][いらない]まとめ
思いがけないケガや病気の際に、負担となる医療費を賄うために民間の医療保険に入ると思うんだけど、この制度のことを知ると…いる?って考えちゃうよね。
こんなに良い制度(強制的に加入させられるし∑(゚Д゚))があるのに、なんで民間会社の医療保険があるのかというと…
病気やケガというのはなりたくてなる人はいないけど、思いがけずやってくる物です。また、その度合いも予測できるものではありません。
不慮の事故にあって手術が何ヶ月にも渡ったり、重い病気にかかって長期入院するなど、2割3割の負担や、上限での支払いでも実際に払わなければならない金額が大きくなる可能性も大いにあります。
医療保険加入を検討した方がいい人
・現金貯蓄が殆どない(3割など負担額の支払いも不安)
・高額療養費制度が適応されても何ヶ月も続くと支払いが不安(そんなに貯蓄がない)
・差額ベッド代や通院費などの保証が欲しい
・ガンや特定疾患になった場合に備えたい
こういう方は民間の医療保険を色々検討して入った方がいい人です。逆に
国民健康保険プラスαはいらない人
・医療費に回せる十分な貯蓄がある人
・先進医療などを求めない人
・差額ベッド代や通院費なども負担じゃない人
・健康に自信のある人←おいっ!
こんな感じです♪
自分が病気になるかどうかはわからない。
実際、保険に入ってなかったら医療費が大変だったっていう人や、保険料がおりて儲かった!って人もいたり。
逆に付き合いで保険に色々入ってたけど一回も入院とかしてなくて、数百万円が掛け捨てになっちゃった!って人もいたりね。
国の保証が意外とあるのを知りつつ、それでも出てくる医療費や保険料という支出をどう考えるか。これは本当に人それぞれだと思います。
次回は、実際に医療保険に入るならどれがいいのかを考えていきますよ〜(*・ω・)ノ