真珠のポロポロ知恵記

日常の知恵記録をポロポロ書いていきます

レビュー ネタばれ無し【ナイチンゲールの沈默はSFなの!?】

ブラック・ペアン(日曜劇場にて放送中)の放送にかこつけて「チーム・バチスタの栄光」のレビューを書いたので。

続けて「海堂 尊」シリーズについてのレビューを書きたいと思います☆

 

昨日も書いちゃったけど、シリーズの中では「チーム・バチスタの栄光」が最高だと思うから、このシリーズのレビューはちょっと腰が重たいんだけどねー…

 

ということで、

ナイチンゲールの沈默[2006年 シリーズ2作目]

 

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最初から&今更ですが、実は私、海堂さんの作品を読んだのはこのナイチンゲールの沈默か最初でした。本の出だしの方で舞台となる東城大とか主人公については書いてくれているので、シリーズ2作目から読んでも特に困る方はなく読めました(^^)

次にチーム・バチスタの栄光を読んだのかな。ストーリー展開も、登場人物のキャラも一作目のインパクトの方が凄いです!←当たり前

なので、チーム・バチスタの栄光のレビューでも書いたけど、海堂 尊さんの作品は絶対に執筆順番通りに読んだ方がイイです!

最初に感動しきってしまう気もするけど(^^;;

 

さて、肝心のナイチンゲールの沈默について。一作目と同じく東城大が舞台なので、同じような登場人物が出てきます。(チーム・バチスタのメンバーは出ません)

根底に医療ミステリーがあって、田口(主人公の医者)が謎を解く…という一連の流れもそのままなのですが、医療ミステリーの謎というかその解明について私はちょっと??でした。理解力の問題かもしれませんが。

 

チーム・バチスタの時は手術・薬といった一般的な事が話の中心だったので、実際に体験したことのない病院・医療の話についても違和感を持ったり苦労する事なく、すんなり読めました。

でもこのナイチンゲールの沈默の謎のについては、えっ?現実に起こるの?SF的な話なの?と納得がいかないと言うか、読んでいて想像仕切らないと言うか…。

要は、一作目のような読後の爽快感が得られませんでした。著者の海堂さんはれっきとしたお医者さんなので、空想とかSF的な話ではなく、現実の医療の話なのでしょうけど。

 

まあ私の興味のある分野じゃなかったって事かな。1つ目のレビューで医療・病気の話は皆んな人ごとじゃないから共感出来るとか言っといて(^^;;

そうそう、この謎の部分だけじゃなく、病気についても暗いと言うか。一作目の心臓病の話にしても、本当に全部人ごとではないんだけど。今回の話では私が一番と言ってもいいくらい、なりたくない病気が出てきます。まあチーム・バチスタの方では病気どころか死人が出てるんですけどね。

 

あと、東城大というか、登場人物の過去に関するあまり良くない印象の関連病院(登場人物)などもチラッと出てくるので、なんだか読み終わってもスッキリしなかったです。この辺の過去の話については時系列が前後しながらこの後出てくるので、伏線とまではいかないけど、後の作品に関連付いてる感じですね。

(ナイチンゲールの沈默では、名前とかが出てくるだけなので、先を知らなければ暗い気持ちにはならないかな。私は既読なので(^^;;))

 

一作目の時はこれら過去の絡む話は全く出てこなかったと思うけど、筆者の海堂さんの中ではシリーズの話(の組み立て)がこの頃にはあったのかもしれませんね。

 

時系列的には、チーム・バチスタの栄光と被って書かれる所もあります。田口、異なる問題を2つも同時に抱えて、しかも解決させたのか!なかなかやるな(*⁰▿⁰*)

 

うーん、順番通り読んでいたらもしかしたら違った感想になっていなのかもしれませんが、シリーズの中ではあまり好きな方では無いですね。

 

あんまりいい事を書かなかったけど、本を手元にきちんと残しているので、読んできた本の中では間違いなく好きだし、面白い方ですよ

まあシリーズモノだからというのもありますが、シリーズモノでも残してない本あるしね!

 

因みに読書はKindle(キンドル)とかの電子書籍ではなく紙で読む派です(*・ω・)ノ読み返す可能性のある好きな作品に関しては尚更ですね!

 

ちゃんちゃん♪

 

 

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