映画レビュー【レッドスパロウ】
あまり新作DVDを観ることはないのですが。
(1泊、2泊で返すのめんどい&高い 笑)
「レッドスパロウ」を観たので感想を。
THE スパイ映画…かな?
ロシアという大国の国策(政治)に翻弄される美人スパイの話。
主役はハンガーゲームで一躍人気女優の仲間入りを果たした「ジェニファー・ローレンス」
ハンガーゲームの時には赤毛が印象的だったけど、今回はスパイという役柄もあり髪の色は途中でも変わり、歴としたロシア美人に見えます。
東欧の人達って作り物みたいに綺麗な美人が多いですよね。偏見じゃないよ。普通に羨ましいです。
愛でるとか、飾っておきたいとか(これも今時偏見かな)、側におきたい(いて欲しい)とか思う男性心理に共感出来る。美!!美しい!!!
あ、このレッドスパロウは15禁!一応フルヌードになるのかな?スパイ活動の一環としてそういうシーンもちょいちょい出てきます。
ジェニファー・ローレンス目当てなら絶対観るべき 笑
肝心の感想はというと
2つの違う場面が交錯して物語が始まります。
ロシアと言えば…の名詞もちょこちょこ出てきて、特にロシアという国の歴史や国策に詳しく無くてもすんなりと物語に入り込めます。
舞台であるロシアの土地としての寒々しい重厚な雰囲気と、スパイ物という同じく重い雰囲気が、全編通して感じられますが、
主人公がスパイの道に入っていく(行かざるを得ない)理由や動機、またスパイ活動においてもちゃんと「行動に意味がある」ので、映画や主人公に共感して観ることが出来ます。
良いイメージかどうかは別として、ロシアとはこういう国なんだ!と思わせる事に成功しているように思う。
そのロシアの国策(スパイ活動)のやり方やあり方、ある種の洗脳に「うげぇ〜」と重い気分になる場面も多く、エロではなくグロいシーンも多々あります。
物理的(肉体的)なグロさも去ることながら、精神的にもグロい。
でも、ただ重く暗いだけではなく、主人公にはちゃんと本人の意思が感じられるので、そこは安心して観ることが出来ました。
スパイのもと言うことで、誰が味方なのか、誰がどちら側なのか…頭は使う映画です。ちゃんとついていければ、最後のオチでしっかり伏線も回収されるので後味的にはスッキリ。
勝者は…。
国、政治、スパイ、家族、仕事、どれもこれも逃れられず、時には生まれた時から、時には不幸や運によって人生は翻弄され、渦に飲まれているように感じるけれど。
結局のところ「その人」個人なんだ。と感じることの出来る、なんだか説得力のある映画でした。
エロも、アクションも、謎解きも、どれかが特別にスゴイ!という訳ではないですが、逆に全てが揃っており、1人のロシア美人の人生を垣間見れる良い映画です(*・ω・)ノ